全プロ記念競輪≪地方別注目選手情報!!≫

2021.05.24 お知らせ



一昨年のグランプリ覇者・佐藤慎太郎に加え、今年から守澤太志がSS班の仲間入りを果たした。佐藤は昨年ほどの勢いは陰りをみせており、今年は勝ち星にはあまり恵まれてないが、展開不問で上位争いに食い込んでくる決め脚は衰え知らず。守澤は今年に入ってからすべて決勝を外しておらず、2月GⅠ「全日本選抜」では表彰台に上がるなど、SS”1年生”としてはここまで上々の滑り出し。以前の荒々しいレースぶりから変貌を遂げ、スマートに差し脚を繰り出す場面が多くみられるようになった。牽引役を務める新山響平は、ナショナルチームとの両立しながらのハードスケジュールで奮闘。GⅠ「全日本選抜」の二次予選では、先行して佐藤慎太郎に抜かれないように、ツボにはまった時の強さはインパクト抜群だ。
小松崎大地は3月小倉に続き、4月別府で優勝と息を吹き返しきたのは頼もしい限り。円熟期を迎え番手回りも増えたといはいえ、やはりダイナミックな自力攻勢が持ち味だ。


総大将として長年リードしてきた平原康多を中心に一枚岩になる。15年近くも最前線で活躍し続ける人気と実力を兼ね備えた競輪界のスター選手は、アラフォーに突入しても脚力は衰え知らずのまま。むしろ、さらに円熟味を増した印象で、今年に入っても立川⇒大宮と記念連覇に加え、大垣で繰り上がりながら優勝と早くも賞金ランキング上位にピタリと付いている。GⅡ「ウィナーズカップ」最終日に失格、4月の地元・西武園記念で途中欠場とリズムダウンの傾向はあるが、立て直しにも定評があるので心配は無用だろう。諸橋愛が新境地を見出している。目標不在の時は別線の番手に競り込むのが通例だったが、7車へ適応するためか、近状はまくりを繰り出す場面が多くみられる。平原の番手は指定席でもあり、しっかりと守り切ってゴール前勝負に持ち込みたい。


充実の布陣が顔を揃えるが、中心にいるのが郡司浩平だ。昨年は記念4Vに加え「競輪祭」ではGⅠ初制覇とSS班の責務を全うしたが、今年に入っても勢いはとどまることを知らず、地元・川崎ではGⅠ「全日本選抜」に加え4月の記念も制するなど、ここまで順風満帆の足取り。自力でも十分に強いが番手戦となれば鬼に金棒で、南関ラインが構築できればV確率は高まる一方だ。中部地区の大砲を務めてきた深谷知広の静岡への移籍は、競輪界の勢力図を塗り替えるほどの衝撃をもたらした。”平成の怪童”も気づけば30代に突入。それでもパワーは健在で迷うことなく風を浴びて突進するスタイルは不変だ。GⅠ「全日本選抜」では郡司の引き出し役となったが、今後は南関の主砲として結果も求められる立場になる。さらには次代のナショナルチームの主軸を担う松井広佑に、昨年から再ブレイクの兆しをみせている岩本俊介や、自在型への変貌を遂げた鈴木裕も加わってくる。


 

中部からの優秀の出場予定選手は浅井康太1人のみ。苦しい台所事情は否めないが、今までも単騎戦は苦にしなかった浅井のこと、大きなマイナス材料にはなるまい。今年は記念決戦で2度の失格と水を差されているが、勝ち上がりでのパフォーマンスは秀逸。近畿との連携を模索するよりも、自ら自在に立ち回る選択を取る可能性が高そうだ。近畿勢は個性派がズラリと名を連ねる。古性優作は2月が斡旋しない処置に抵触するためGⅠ「全日本選抜」は無念の不参加となったが、1ヶ月間で充実のトレーニングを消化。戦列復帰後はGⅡ「ウィナーズカップ」準優勝をはじめ、ド派手な走りで席巻している。稲川翔も、近況はまくりを繰り出す場面も多く見られ、2月松阪に続いて4月の奈良では、完全Vを飾るなど、コンディションは良好とみてよさそうだ。昨年11月GⅠ「競輪祭」での落車で重傷を負った村上博幸は3月静岡でも落車(失格)して鎖骨骨折。それでも、脅威の回復力でわずか1ヶ月で復帰するなど常に逆境を克服し続ける鋼のメンタルには感服させられるばかりだ。


現在の競輪界で最強コンビと称される松浦悠士、清水裕友にとどまらず、若手からベテランまで幅広い年齢層が揃う一大勢力に変貌を遂げた。広島からは唯一のエントリーとなる松浦にとっては、2019年4月以来となる有観客(無観客)での凱旋。地元ファンの声援には、何としても結果で応えたい。清水は2015年のA級戦以来、6年ぶりの広島戦となった3月のGⅢ玉野記念in広島では3連勝で優出に成功すると、決勝戦では松浦の優勝に貢献した。GⅡ「ウィナーズカップ」を制した直後の川崎記念で投入した新車の感触も上々の様子だ。松浦とは同期同級生の盟友・原田研太朗も心強い味方になる。4月の四日市記念準決は松浦のまくりにキッチリと続いてワンツーフィニッシュに成功。2年前の松戸ダービーでも清水ー松浦の3番手を回っており、結束の意識は高い。松本貴治も期待が高まる1人。まだ粗削りな面は否めないが、今年は1月の当地で優勝を飾ると地元・松山記念初制覇を達成。GⅡ「ウィナーズカップ」での落車の傷が癒えていれば楽しみな存在になる。


グランプリに最も近い男と目される山田英明が筆頭格。昨年9月のGⅡ「共同通信社杯」では山崎賢人の番手で脇本雄太、松浦悠士の反撃を受け止めて1着入線、ビッグ初制覇かと思われたが無念の失格。結果的に賞金レースで次点に泣くほど悔しさが残る1年となった。今年もGⅠ「全日本選抜」の準決で失格の憂き目に遭ったが、地元・武雄記念で弟・庸平と昨年10月の寛仁親王碑以来となる2度目の兄弟連係を果たしたことが発奮材料になるはずだ。山崎はナショナルチームに所属したことにより潜在能力が開花。西日本屈指の機動力型としての地位を揺るぎないものにしている。3月当地では連日、番手の選手が追走に苦戦するほどのハイラップを叩き出しての優勝と満点の結果を残しただけに、イメージは悪くないはずだ。園田匠も、まだまだ存在感が色あせない。”泥仕合”は歓迎のクチで、ハイペースのバトルになれば、ゴール前では独特の嗅覚に裏打ちされた抜群のコース取りで真価を発揮する。