【ひろしまピースカップGⅢ】展望!!

2020.12.23 お知らせ

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強豪遠征勢を迎え撃つ地元の総大将。「決勝で良さんを引っ張りたい」とは109期の竹内翼で若手の信頼は厚い。広島記念にはこれまで9回出場。決勝には4度、駒を進めている。特に2017年の「65周年」は直線いったん先頭も、村上博幸に1/4輪差されて悔しい2着。記念はいつ優勝してもおかしくないところまできている。近況は展開やメンバー構成に泣かされることが多く、思ったように結果が出ていない。だが、そこは勝手知ったる地元バンク。「状態は徐々に上がってきている。記念に合わせてやっているんで勝手に気合も入ってくると思う」と焦りの表情はない。シリーズの目標は「まずは決勝に乗りたい」。地元、そして中国地区の機動力型を巧みにリードし、優勝争いに絡んでくるはずだ。

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機は熟した。地元一番のビッグイベントで最高に輝く。「最近は余裕があるし悪くない。ずっと練習もできているしケガもない。体調も悪いところがない。車もベストの状態できている。迷いは全くないです」地元記念は5回目の出場。「記念の決勝は過去に2回(2016年伊東、19年玉野)乗って5、4着ときている。今回はもう少し上を目指したい。欲張らずにその時にチャンスがきたら狙いたい。もちろん優勝できたらうれしいですよ」前身はBMX。紛れがある9車立ての方が持ち味を最大限に生かせる。落車を恐れぬ勝負度胸でゴール前のひと踏みにかける。

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将来が嘱望されている大型先行選手。今年は8月の名古屋「オールスター」でGⅠ初出場。同じビッグでもGⅡとは違う世界を経験した。「GⅠでは力不足でした。追走技術とか、ちょっとしたことで差がついてしまいますね。その経験を生かして、もっと動いていきたい」。大きなステージで見つかった課題をしっかり克服し、さらなる高みを目指している。地元記念には今年で4年連続の出場。一昨年の「66周年」では準決勝まで駒を進めている。「松浦(悠士)さんがいないんで自分が引っ張っていきたいですね。目標は決勝に乗ることですが、広島から優勝者を出したいです」10月に練習中に落車でケガのアクシデントがあったが、調整の時間は十分ある。ド迫力のスピードでファンを沸かせてくれそうだ。

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今回、出場予定の竹内翼、木村幸希をはじめ、117期のスーパールーキー・町田太我といった機動力型を輩出する“名伯楽”。もちろん、愛弟子の活躍に刺激を受けて自身もS1をキープするなど奮闘。11月四日市記念の落車で肩甲骨、肋骨、骨盤骨折の重傷を負ったが「月末には退院して、12月からはしっかり脚を戻せるように練習するつもり。早く治します」と早期の復活を宣言。地元への思い入れは人一倍で「記念は弟子たちもいるし、一緒に走れるように頑張りたい」と決意表明した。

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年頭に掲げた「FⅠ優勝と記念優出」の目標を達成するため、紆余曲折の日々を過ごした。FⅠ戦では5優出もVゼロ。3日制の2月小倉GⅢでは決勝進出を果たしたが4日制の記念は準決の壁にはね返された。だが、ノーサイドの笛はまだ鳴っていない。「ラストチャンス」の地元記念で自らに課したノルマをゼロ回答では終わらせない。走路改修でバンクが使えず、納得のいく練習が行えない時期もあったが、使用可能後は地元の大ベテラン佐古雅俊の指導のもと「しっかり煮詰めて、いい味が出せるようにします」と極上の仕上がりになることを約束。また「クリスマス開催なので子供たちにプレゼントを用意できれば…。そのためにも初日、2日目は1着を取らないといけません」。大川サンタは大人にも子供にもハッピーを配る。

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往年の人気ドラマ「必殺仕事人」で主演の藤田まことが演じた中村主水と同じ名字から「もんど」の愛称で親しまれているいぶし銀。普段は物静かなポーカーフェースを保っているが、目標がなければジカ競りで攻め込むなど、ひとたび自転車にまたがると秘めた闘志があふれるタイプ。10月和歌山での落車で鎖骨骨折の憂き目に遭い「手術をしてリハビリと、練習もぼちぼちしています」と復帰に向けて再スタート。「地元記念から走るつもりだし、走りたいです」と、年に一度の晴れ舞台を渇望している。

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竹内翼と同じ109期生。竹内がデビューしてすぐに頭角を現したのとは対照的に、A級でじっくりと力を蓄え、昨年7月にS級昇格を果たした。頑張る原動力となったのが、前出竹内の存在。「竹内さんをずっと目標にやってきました。超せるように頑張りたい」得意パターンは機敏に動いて好位置を確保してのまくり。スンナリなら先行して確定板に載る脚力もあり、別線にとっては何ともやりづらいタイプだ。昨年の地元記念は補充参戦。正規での出場は今年が初めてとなる。「いいところまで勝ち上がりたい」苦しい思いを重ねながらつけた実力を存分に発揮する時がやってきた。


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2020年の記念戦線のラストを飾る広島競輪GⅢ「開設68周年記念」(ひろしまピースカップ)が12月24~27日の4日間、広島競輪場(チャリロトバンクひろしま)で開催される。新田祐大は「KEIRINグランプリ2020」(平塚)出場のため、不参加になったが、村上博幸、中川誠一郎のSS経験組に、記念初Vを狙う鈴木竜士、橋本強、坂口晃輔や117期の大物ルーキー・山口拳矢の登場も話題を呼ぶ。また、最終日にはA級2班への特別昇班をかけた「レインボーカップチャレンジファイナル」が開催される。

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鈴木竜士がGⅢロードのラストを飾る。2017年にGⅡ「ヤンググランプリ」を制するなど一線級で活躍するが、ここまで不思議と記念のタイトルには縁がない。心機一転、4月に東京に籍を移して初の地元戦となった10月の京王閣記念でも準決で涙をのんだ。「ずっと記念を取る気ではいるけど、実力不足なだけですよ」と苦笑するが「気負ってもしょうがない」と意に介さない。広島は5月に初参戦。決勝では朝倉智仁の後位を大坪功一と競り合いになったが番手を守り切って優勝と結果を残した。「どこのバンクもイメージは持たないタイプ」と言うが、結果を残しているだけに悪い印象はないだろう。飛び付きあり、まくりありの縦横無尽の立ち回りを繰り出して、勲章を手に入れたい。初の記念参戦となる山口拳矢の走りも注目を集める。117期のルーキーとして7月に本格デビューを果たすと、チャレンジ→A級1、2班戦を無傷で卒業。S級昇格3戦目の11月福井準決では上がり10秒6のバンクレコードを樹立するなど、インパクト十分の動きを披露している。番手は坂口晃輔が死守する。小兵を生かした俊敏な動きで「忍者」の異名を持っており、決め脚も抜群。山口を巧みにリードして、記念初タイトルを狙う。3年前の「65周年」の覇者・村上博幸は今年、S班に返り咲きはしたが持病の悪化もあり満足のいく結果は残せなかった。それでも、11月小倉GⅠ「競輪祭」の一次予選では深谷知広の先行を余裕を持って差し切ったように、チャンスはモノにできる状態に戻っている。近畿の後輩・野原雅也に加え、中近連係で山口とのタッグが実現する場面もありそうだ。橋本強も記念のタイトルから見放されている一人。昨年の「67周年」はオール2連対で優出に成功したが決勝は原田研太朗と共倒れに終わっただけにリベンジの意味合いも強い。前を託す太田竜馬は調子の波はあるもののスピードは一級品。意外にも広島初登場だが直線で外が伸びるバンク特性は味方しそうだ。中川誠一郎はS班の呪縛に苦しめられたのか極度の不振に陥ってしまった。ビッグレースでは二次予選すら突破できない窮状で、位置を狙われる場面も散見された。それでも、10月前橋GⅠ「寬仁親王牌」最終日に打鐘カマシで逃げ切るなど、随所に飛び出すド迫力の自力攻勢は目を見張るものがある。同じスプリンター気質の北津留翼となら、息の合った連係が見られるかも。その北津留は8月当地で逃げて良し、まくって良しの盤石の仕掛けで完全Vの実績もある。地元勢は7人がエントリー。大将格の松浦悠士がグランプリ出場で不在なのは痛手だが、地の利を生かして一矢を報いたい。

1010 (2)今年9月に6場所連続(ルーキーSを含むと8場所連続)優勝を果たしS級へ昇級した。GP2Vを誇る、あの山口幸二氏(引退)の次男としてデビュー前から注目されてきたが「そこは分かっていることで、まったく気になりません」とサラリと言ってのけ、強心臓っぷりは大物然としている。体形は父と同様に小柄であるが、体を効率よく使い、無駄なく最大のパフォーマンスに結び付けられる身のこなしは巧みで、出脚強烈なダッシュ力は天性のものだ。S級デビューの10月大垣では決勝で落車し、洗礼を受けたが、失敗と反省を糧にし、順調に経験を積んでいる。広島は初登場。「どこも初めてですから」と抵抗はないが、1点だけ気になるという。「9車立てが初めてなんです。7車と踏むタイミングや展開が変わると思うけど、スピードも流れて緩むところも多いからタイミングさえ取れれば対応できるはず。9車の方がいいかもしれない」これまで片鱗を見せてきた天才的なセンスを発揮できれば、9車立てにもさらりと順応しそうだ。

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新田祐大が出場すれば断トツでしたがGP出場で不参加。誰にでもチャチンスがあるシリーズになりました。中心は北津留翼です。11月別府の3連勝は先行、まくりとレース内容が素晴らしく、タイムも出ていた。広島は8月に優勝したように相性もいい。あとは9車立てレースへの対応ができるかどうかでしょう。中川誠一郎と村上博幸はS班として1年間頑張った。この開催から1班に戻るけど最後までね。前を任せる北津留や野原雅也の調子がいいのでチャンスはあります。新人の山口拳矢は素晴らしいスピードとレースさばき、判断力が魅力。あのように動けるのは、体の小さいレーサーに希望を与えていくでしょう。自信を持って戦えば、初の記念参戦で初優勝も夢ではないでしょう。地元は吉本哲郎が軸になってほしいけどケガが心配。なら、竹内翼に頑張てもらいたいね。一昨年の松浦悠士に続く地元Vへ何が何でも…。そして、GPを走る松浦にエールを送ってほしい。また、地元地区の取鳥雄吾や、太田竜馬といったヤングにも注目です。広島バンクは風にもよるが、3半から一気に伸びる。思い切って1角、ホームあたりから仕掛けた選手が逃げ粘っている。脚をためられる選手、一瞬の判断をしっかり見極められる選手が優勝に一番近いでしょう。(本紙評論家)


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【自在型佐藤が主役】
出場予定だった鈴木陸来(静岡)、青柳靖起(佐賀)は、9連勝の特別昇班を果たしたため、ひと足先に“卒業”(11月24日現在)。正選手への繰り上がり発表は12月初旬に予定されている。115期の佐藤礼文がキーマン。タテ、ヨコ何でもできるオールラウンダーは荒っぽいのが“玉にきず”で今期初戦の7月伊東、同月武雄で連続失格と出鼻をくじかれたが、確定板を外したのはこの2走のみ。10月小田原、11月小倉ではVと力を持て余している。失格点のマイナス6点があるため、ここで3着以内の確保が最短かつ安全だ。7月に本格デビューの117期は将来性大の自力型がズラリ。GⅠ2Vの渡辺晴智を父に持つ渡辺雅也は6Vの活躍で競走得点はトップ。九州代表の兼本将太は3Vも準V5回、3連対率は100%だ。長屋秀明は4V。当地は5月ルーキーS、7月の本格デビュー戦で出走済み。“予習”の成果を生かしたい。

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【気温が下がるとパワータイプが有利に】
記念が開催される冬場、特に気温が10度を切るような気象条件になると重いバンクに様変わりするため、ダッシュ型よりもパワータイプが幅を利かせる傾向にある。カントがキツいため、直線は外が面白いように伸びる。2センターからイエローライン付近を踏めれば惰性に乗るので、ゴール前で一気の形成逆転というシーンも多く見受けられる。
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54周年:荒井崇博、55周年:神山雄一郎、ふるさとダービー:武田豊樹
57周年:神山雄一郎、58周年:佐々木則幸、59周年:小嶋敬二
60周年:山賀雅仁、61周年:川村晃司、62周年:神山雄一郎
63周年:金子貴志、64周年:原田研太朗、65周年:村上博幸
66周年:松浦悠士、67周年:岡村潤


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